腎臓の冷えを取り、腎の氣を補う。

最近なんだか疲れやすいとか、腰が痛いなあという方は、腎臓の冷えや疲れがあるかもしれません。

今年の東京は暑くなるのが早く、更に暑い日が続いているので、冷房なしでは過ごせない日が多いですよね。冷たい食べ物や飲み物を摂る機会も増えていますよね。ガンガン氷の入ったコーヒーやジュース、キンキンに冷えたビール♪…

美味しいけれど、体の中からも外からも冷やされて、体は悲鳴です。
更に追い打ちをかけるのが、湯船ゼロ・シャワー生活…
これではどんどん体は冷えてしまいます。

特に腎臓の冷えにはご注意を。
腎臓が冷えて機能が落ちる=腎の氣が弱くなる。そのために腰痛が起きる。
東洋医学では、腎と腰は深いつながりがあるんです。腰痛の方は腎の氣が弱くなっていることが多いです。
他にも、体が冷えることで筋肉や血管が収縮すると、体は寒さから命を守るために優先的に大切な内臓に血流を送ります。腰の筋肉は後回しになっちゃうので血流不足から筋肉が硬くなってきて痛みが出たりもします。

建物や電車内の温度と、外気の温度差も注意が必要で、温度差によってヒュッと冷えが入ることも。羽織ものやストールは欠かさずに。
汗をかいたまま冷えるのも、要注意。すごく冷えますよね。汗拭きタオルや着替えを持ち歩きましょう。

8月に入ってから、腎臓の裏あたりに触れるとヒヤッとするものを感じる方が増えてきたので、お灸で腎の冷え取りをしています。
面白いのは、腎臓の裏あたりがちょうど東洋医学でも腎の氣を補うツボになっていること。
この暑さの中、ガッツリ温めても、皆さん熱くなく心地よいと仰います。
腎の冷え取りをして、温かい湯船に浸かる生活を続けるだけで、腰痛がかなり改善した方もいます。

エアコンをつけて寝た朝は、熱めの湯船に浸かってみてください。「あったかいなあ〜」と感じたら、冷えている証拠。朝のお風呂(シャワーじゃなくて)おすすめです!

こまめに冷えを取って、体を調えて秋を迎えましょう。