響くお灸・届くお灸
今日は11月09日。
「いいお灸の日」(不肖ワタクシ決めました^o^=b)
ですのでお灸の話を少し。
まや温灸院で使うお灸の代表で特徴の一つ、まや棒灸。
棒状のお灸なのですが、施術に合わせて独自で作っています。以前はネパールで、今は日本で製作しています。
特にこだわったのが直径30mmという太さ。
一般的に販売している棒灸の直径が12mmとか20mmなので、30mmというのは破格の太さで、だからこそのとても高い熱量。
・・・安心してください。直接お肌に当てません!
衣服の上にタオル、その上に手拭いを載せてチョンと当てた後、もう片方の手を当ててぐーーっと優しく熱を入れていきます。(上の画像がそれです)
じんわりと体の奥に入っていく温かさが、何とも気持ちが良く喜ばれているお灸です。
更に素晴らしいのは、きちんと体の変化ももたらしてくれること。ただ気持ち良いだけでは無いんです。
カチカチだった筋肉がフワッと変わる瞬間を、当てた手の下で感じる時が、一つの目安でもあり「すごいなあ」といつも思います。
人の体も、お灸も、すごいです。
そんなまや棒灸、何年も使っていますが、使い方についての試行錯誤はいつでも続いています。
最近「あ、これだ!」と掴めてきたのがタイトルの『響くお灸』。
30mmの棒灸の持つ熱量を活かして、これまでは体の奥や反対側に熱を通していくというテクニックが主でした。
体の奥深くに入れていく・・『届くお灸』です。
どちらかというと体幹といって肩や背中、腰やお腹や、足や腕でも筋肉的なアプローチが多くて、ツボへのアプローチには不向きかなと思っていたんですね。ツボを狙うには太いから。
なのでツボへのお灸は小さくもぐさをひねって燃やすお灸や、裏がシールや糊がついて貼れるお灸に変えていました。
これは指先ですがこんな感じです。これも温かくて気持ち良いです。
それが・・・自分で練習していて気が付いたんです!
ツボから経絡(けいらく・ツボとツボをつなぐ氣の流れ)へと響かせられる!って。
この熱量だからこそ、ツボという点だけじゃなくて、手の使い方によって流れにまで熱を響かせられるんです。
おーこれは良き!すごくいいかも!!
と新しい発見にワクワクしています。
『届くお灸・響くお灸。』
お灸道は続きます。
服の上から座ったままでもできる心地よいお灸は、痛みで横になれない症状の方にも喜ばれています。ぜひご相談ください。